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見てみぬふりは「ほう助」? (飲酒運転裁判事情)
 悪気はなくとも「ほう助」成立・・・
 7月28日、東京地裁で、飲酒運転による死亡事故訴訟の判決がありました。
 訴えたのは、01年、車にはねられ、死亡した女子大生の遺族。
 訴えられたのは、運転手とその妻、同僚、元勤務先の会社(=車の所有者)。
 ただし、妻と同僚は、人をはねた車に同乗していたわけではなく・・・
 「酔っぱらった男が、事故を起こす可能性があったのに、運転するのをとめなかった」という理由から訴えられていたものです。
 で、判決は・・・
 『男と同僚、車所有者の元勤務先に計5800万円の支払いを命じた(請求は8100万円)。
 佐久間邦夫裁判長は同僚について「男が正常に運転できない状態と認識し、運転して帰宅することも予見できた。制止すべき注意義務があったのに怠った。飲酒運転をほう助した」と判断。しかし、妻は「自宅にいて制止する現実的な方法がなかった」として賠償責任を認めなかった』(http://www.tokyo-np.co.jp/ 07/28)
 人をはねた運転手はともかく。
 同僚の人は、まさか、酒をすすめただけで、賠償金を支払うことになるとは、思いもよらなかったでしょうが・・・
 とにかくこれで、明らかに酔っぱらっているのに、車に乗るのをとめなかった場合、「ほう助」が成立、賠償責任を問われる・・・という判例ができたわけです。
 ”飲酒運転は重罪である、したがってそれを助長するような行為は些細なことでも許されない”という判断なのだと思いますが、それにしても厳しい判決です。
 ところで、将来もし、違法駐車が、飲酒運転と同じような重罪とみなされるようになった場合・・・
 たとえば、見通しの悪い場所に違法駐車した車に後続車が追突、追突した車に乗っていた人が死亡したりしたら・・・
 違法駐車した側の車の同乗者には、飲酒運転をとめなかった同僚と同じような賠償責任が発生するんじゃないでしょうか。
 「停車している車が後続車に見づらい状態と認識し、追突して事故となることも予見できた。車を移動する注意義務があったのに怠った。違法駐車をほう助した」(架空判決文)
 あるいは、スピード違反をしている車に同乗している時、運転手が事故を起こし、自分たちは無事だったものの、事故に巻き込まれた車に乗っていた人が死亡したような場合も・・・
 「スピード違反している車が運転が難しい危険な状態と認識し、事故となることも予見できた。スピードを落とす注意義務があったのに怠った。スピード違反をほう助した」(架空判決文2)
 現実にはまだ、違法駐車もスピード違反も、そこまでの重罪とみなされてませんから、こんな判決が出ることはありえませんが・・・
 もしわたしの身内が、こうした違反が原因で、加害者ではなく、被害者となった場合。
 事故を起こす原因となった車の同乗者に、一言、こういいたくなるでしょうね。
 「なんで注意してくれなかったの!」

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