駐禁.com(ブログ)
民間委託となった、「駐車禁止取締り」にまつわる情報を掲載していきます。HP「駐禁.com」提供
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お金じゃ買えないもの・・・ (使用制限処分370日)
 「駐禁? お金払えばいいんでしょ」「いいえ、そうともかぎりません」「え、なんで?」・・・
 06年6月から厳しくなった、違法駐車取り締まり。
 財政が豊かでない地方自治体からは、そこから入ってくる放置違反金=金ヅルのように思われているフシもありますが・・・
 そもそもの目的は、金儲けではなく、交通の妨げとなる迷惑駐車をなくそうというもの。
 そのため・・・
 駐禁で摘発=お金を払えばすむ、という制度には、なっていません。
 詳しくは、こちらを読んでもらうとして・・・
 いくらお金があるからといっても、自分の都合で道路をふさぎ、駐車場がわりにしていると・・・
 車を、一ミリも動かせなくなります。
 これは、『同一車両が半年間に三回の放置違反金納付命令を受けると対象となる』(http://www.kanaloco.jp/ 07/07/19)「使用制限処分」命令が出されるため。
 この「使用制限処分」のおそろしいところは・・・
 累積した処分が、あるとき、いちどにくるところ。
 たとえば、06年11月、神奈川県では、銀座周辺で3カ月の間に10回以上違法駐車して摘発された会社員の車にたいし、150日間もの「使用制限処分」命令が出されました。
 しかし、07年7月18日、やはり神奈川県では、なんと・・・
 『10回以上の違法駐車を繰り返したとして、県公安委員会は(7月)18日、横浜市中区のコンピューター開発会社に対し、社用車一台を370日間使用制限する命令を出した』(http://www.kanaloco.jp/ 07/07/19)とか。
 なんでも、『同社が所有するイタリア製の外車は、昨年(06年)7月1日から今年(07年)3月18日までの間に、同区内などで14回の駐車違反を繰り返し、放置違反金納付命令を受けた。納付命令のたびに使用禁止期間の日数が累積され、一年超の期間となったという』(同上)のですが、一年間以上、一ミリも動かせない車に、なんの価値があるのでしょう。
 ”イタリア製の外車”とあるからには、簡単に廃車にするには惜しいような値段がするのだろうし・・・
 それにしても、累積処分が370日になるまで、違法駐車を放置していたのはなぜ?
 まさか、たくさん放置違反金を払ってくれる”お得意さん”だったから、じゃないでしょうね・・・

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夏がくれば、上がりだす? (ガソリン店頭価格、最高更新へ)
 『ジャパンエナジーと昭和シェル石油、エクソンモービルの石油元売り大手3社が、8月出荷分のガソリン卸値を1リットル当たり3.5~5円引き上げることが(7月)26日、明らかになった。最大手の新日本石油なども追随するとみられる。これを受け、レギュラーガソリンの店頭価格は、1987年4月に統計を開始して以来の最高値144.1円(昨年9月)を超える見通しだ』(http://www.jiji.com/ 07/07/26)
 それは、去年(06年)のこと。
 お盆の帰省ラッシュで混み合う高速道路で・・・
 なぜか、パーキングエリア以外に、車が行列を作ってる場所がありました。
 そこは、高速道路の給油所
 じつはここでは、06年8月、急激に価格が上昇し、全国平均143円したガソリンが、137円と安く買えたのです。
 そのカラクリは、当時、高速道路のガソリン価格には、一ヶ月前の全国平均から算定した「上限価格」が設定されていたためです。
 しかも、この「上限価格」、一ヶ月見直しなし。
 したがって・・・
 短期間に価格があがると、高速道路では、市価よりも割安になったのです。
 ただし、それは、去年(06年)までの話。
 07年3月17日より、高速道路のガソリン料金は、毎週改定されるように制度が変わりました。
 もちろん、これは、06年夏の教訓を生かしたもの。
 『上限価格は事実上、実際の販売価格となっており、見直し頻度が少ないと、実勢価格の上昇や下落が急な場合に、実勢との開きが大きくなる問題があった。原油価格が急上昇した昨夏には、高速道のガソリン価格が一般道沿いに比べ割安になり、各地で長蛇の列ができた』(http://www.asahi.com/ 07/02/26)
 したがって、今年(07年)のお盆。
 06年と同じように、ガソリンタンクを空にして、高速道路の給油所を利用しようと思っていたドライバーの方・・・
 たぶん、経費節減にはならないので、考えなおされたほうがよいと思います・・・

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タクシー運賃決定の仕組み、これから (タクシーの話題その18)
 『各地域で業績が良いタクシー業者の営業費用(人件費、燃料費など)と適正な利益額の合計(総括原価)を算出。この合計と業者の実際の運賃収入に大きな差がある場合、不足分を値上げで穴埋めする考え方』(http://www.asahi.com/ 07/05/31)・・・
 これが現在の、「総括原価方式」といわれる、タクシー料金運賃値上げ認定の仕組み。
 しかし、”適正な利益幅”とは・・・
 所有タクシーの運用効率向上などの合理化を図ってるタクシー業者と、台数を増やす拡大路線をとってるタクシー業者に、同じ”適正な利益幅”が適用されるというのでしょうか。
 実際、『05年度にはタクシー乗客が前年度比2.7%伸びたが、車両数はそれを上回る3.5%増え、規制緩和後も廃業する事業者がほとんどない。委員からは「経営努力が見られず、現行の運賃でも経営できている。値上げを認めていいのか」との意見も出た』(http://www.asahi.com/ 07/04/19)とか。
 そのため、単なる値上げでは、『政府内で「消費者の理解が得られない」との異論が噴出』(http://www.mainichi-msn.co.jp/ 07/05/27)。
 そこで、これからは・・・
 『国交省は総括原価方式を廃止。台数削減といった業者のコスト削減成果を反映する形の料金算定方式を導入する方針を固めた。人件費や燃料費などをどれだけ合理化したかを数値化して、反映する新たな算定方式などを検討するとみられる』(http://www.asahi.com/ 07/05/31)のです。
 ただし、『(07年)7月の参院選への配慮から、実施時期は早くても8月以降に先送りされる見通し』(http://www.mainichi-msn.co.jp/ 07/06/01)とか。
 個人的には、参院選に配慮するより、タクシー運転手の待遇とタクシー利用者の利便性に配慮してもらいたいと思いますが・・・(続く)

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タクシー運賃決定の仕組み、今 (タクシーの話題その17)
 九州では、『値上げ幅は申請の半分程度に圧縮された』(http://www.mainichi-msn.co.jp/ 07/05/27)ものの、認められたのに・・・
 4月7日、全国で申請のあったタクシー運賃値上げのトップバッターとして認可されたのが、大分のほか長野県2地域
 このときの認可制度の仕組みは、つぎの通り。
 『国交省が値上げ幅を決める際、現在は「総括原価方式」と呼ばれる算定方式を採用している。各地域で業績が良いタクシー業者の営業費用(人件費、燃料費など)と適正な利益額の合計(総括原価)を算出。この合計と業者の実際の運賃収入に大きな差がある場合、不足分を値上げで穴埋めする考え方だ』(http://www.asahi.com/ 07/05/31)
 わかったようで、わからないような・・・
 今回の値上げ申請では、燃料費の高騰と、4月20日の閣議後会見で冬柴国交相が『「年収が300万円まで落ちた運転手の待遇は改善しないといけない」』(http://www.jiji.com/ 07/04/20)と述べたように、『10年前に比べ平均約120万円も下がって』(http://www.asahi.com/ 07/04/19)いる、タクシー運転手の待遇改善が主な目的とされていましたが・・・
 ”営業費用”という名目で、人件費も燃料費もごっちゃにされていたら、値上げが認められても、人件費だけ上げるってわけにはいかないのでは?
 じっさい、4月に行なわれた『物価安定政策会議で、大田弘子経済財政担当相が「値上げで本当にタクシー運転手の収入が増えるのか」と疑問を呈した』(http://www.mainichi-msn.co.jp/ 07/05/27)とか。
 しかも、値上げはしたものの、『値上げによって乗客が減ったとき、運転手の賃金がどれだけ改善するのかといった試算の提示』(http://www.asahi.com/ 07/04/27)もないとか・・・(続く)

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追いつめられて・・・ (タクシーの話題その16)
 ある意味、腕がよくないとできない芸当です・・・
 07年6月7日、警視庁は、『前の車にぴったり張り付いて走る方法でETCを突破し料金を免れたとして』(http://www.asahi.com/ 07/06/07)、個人タクシ-の運転手を『道路整備特別措置法違反の疑いで逮捕』(同上)したと発表しました。
 じつはこの、電車のキセル(自動改札口を前の人につづいてすり抜ける)のような手口で、高速道路のETC料金所を通過する不正通行は、07年2月に初摘発されているのですが・・・
 そのとき、摘発されたのは、トラックの運転手でした。
 そして、今回は、タクシーの運転手・・・
 両者に共通しているのは、1=職業ドライバーである、2=駐禁取り締まり強化の影響をモロに受けている、そして、3=経済的に苦しくなっている、という点。
 とくに、ある意味、スリップストリームもどきのドライバーテクニックを駆使して逮捕された個人タクシー運転手は、『この方法で今年(07年)1~4月、約170回にわたり不正に料金所を通過し、約12万円の支払いを免れた』(http://www.asahi.com/ 07/06/07)とのことですが、取り調べにたいして・・・
 『「客を送った帰りに、早く、安く移動したかった」と供述している』(同上)といいます。
 こちらは発表されていませんが、同じ手口で初摘発されたトラック運転手の動機も、同じように”経済的理由”からだと思われます。
 (06年10月には、”経済的理由”から社員にたいし、「有料道路を使えば、通行料金は給料からさっ引く」と宣言、自らETCレーンを突破していた運送会社社長が逮捕されるという事件がありました)
 違法だと、わかっちゃいるけど、やらざるをえない・・・
 追いつめられているタクシー運転手の給料は、果たしてどうやって決まっているのでしょうか・・・(続く)

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ドライバーの声届くか、タクシー業界(タクシーの話題その15)
 『「30年間働いて、今が一番大変」』(http://www.sankei.co.jp/ 07/15)・・・
 これは、福岡の290円タクシーの上をいく、『『国土交通省は「聞いたことがない数字」と驚く』(同上)、『北海道石狩平野に位置する美唄市』(同上)のタクシー会社で働くドライバーの声です。
 同市では『初乗り運賃を700メートル、230円にしている業者』(同上)をはじめ、3社のタクシーが激安戦争を展開中。
 1社が『700メートルで230円、ほかの2社が270円に。3社とも1.4キロでは470円になり同じだが、それでも札幌市の600円(1.6キロ)と比べても安い』(同上)という、生き残りをかけ、ほとんどノーガードでボディを打ち合ってるような状況・・・
 利用者にとっては、まことにありがたいことですが、ドライバーにとっては、「働けど 働けど・・・」の啄木の世界です。
 いっぽう、こうした先の見えない展開になるのを恐れ、激安タクシーを、業界からしめだそうとした地域もあります。
 『新潟市のタクシー会社20社が、低額運賃で営業する同業3社を対象から外した共通タクシー券を取り扱っていたとして、公正取引委員会は(6月)25日付で、20社に排除措置命令を出した』(http://www.yomiuri.co.jp/ 07/06/26)のです。
 『06年1月の改正独占禁止法施行で導入された排除措置命令が、タクシー業界に出るのは初めて』(同上)とか。
 なんでも、公取委によれば、『同市や周辺をエリアとするタクシー会社23社が共同出資する共通タクシー券取扱会社が、1年前(06年)に解散。21社は3グループに分かれ、券を取り扱う新会社をそれぞれ設立したが、新規参入の1社を含め、初乗り運賃を低く設定していた計3社を取り扱い対象から外していた』、『「かねて、低額な運賃の同業者に客を奪われ、不満に思っていた」と指摘』(同上)したとのことですが・・・
 ちなみに、こうしたタクシー運賃『値下げの背景にあるのは(平成)14年(=02年)の規制緩和。新規参入や撤退が原則自由になり、運賃体系も弾力化された』(http://www.sankei.co.jp/ 07/15)から。
 それから5年。
 国土交通省は07年5月31日、まずは、「タクシー運賃値上げの認可制度」の見直しをすると、明らかにしました・・・(続く) 

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値上げは”白紙”のタクシー業界(タクシーの話題その14)
 ナビゲーター不在? 迷走するタクシー業界・・・
 『国交省の安富正文事務次官は(07年5月)31日の定例会見で値上げを認可する時期について「日程は白紙だ」と述べた』(http://www.asahi.com/ 05/31)
 ここで”白紙”とされているのは、07年4月に決定したかに思えた、東京地区をふくむ、タクシー運賃の値上げ。
 東京地区(都内23区と武蔵野市、三鷹市)では、06年から、『運転手の労働条件の改善などを目的に平均18.7%の(運賃)値上げを国土交通省に申請』(http://www.tokyo-np.co.jp/ 05/31)していたのですが・・・
 5月15日には、大田経財相が、『「運転手の賃金が下がっていることを消費者に転嫁する形で解決していいのか疑問がある」と指摘』(http://www.nikkei.co.jp/ 05/15)するなど、反対意見が出て、ついには『国土交通省は(5月)31日、タクシー運賃値上げの認可制度を見直す方針を明らかに』(http://www.asahi.com/ 05/31)するという騒ぎに。
 その後、「タクシー運賃値上げ」に関する話題が、あまり騒がれないところをみると、おそらく、政府内では、新しい”タクシー運賃値上げの認可制度”についての議論が交わされているものと思われます。
 それにしても、タクシーの一利用者としては・・・
 福岡の290円タクシーなどのような、激安タクシー会社が増えるとありがたいのですけど・・・
 ただ、運賃の値下げは、とうぜんながら、タクシードライバーにしわ寄せがいきます・・・(続く)

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増える「監視員」、減る「放置車両」2
 ”社会正義の執行人”? ”放置違反金集金員”?・・・
 警察から、違法駐車車両の確認業務を委託された「駐車監視員」は・・・
 ”民間人”であると同時に、”みなし公務員”でもあります。
 どっちつかずの、この中途半端な立場が、じつは、さまざまな問題の原因となっているのではないでしょうか。
 車に駐禁のステッカーを貼られて、逆ギレする人にとっては、「民間人のくせに、なんの権利があってこんなことをしやがるんだ」・・・
 すなおに反則金(または放置違反金)を納付する人にとっては、「警察のやることだから、逆らってもしょうがない」・・・
 『大阪府警浪速署は(7月)8日、駐車監視員(25)に暴行を加えたとして、公務執行妨害容疑で』(http://osaka.nikkansports.com/ 07/09)大阪経済大の学生を逮捕した・・・
 大学生は、『自分の乗用車に駐車違反のステッカーを張り終えた監視員に「何しとるんじゃ、はがせ」などと怒鳴りつけ、胸ぐらをつかんだり、体を突いたりした疑い』(同上)があるというのですが、よくわからないのは、このあとの大学生の行動。
 『同容疑者は、その約15分後、ステッカーを張られたとして同署に出頭。監視員への暴行について問われ、認めたため同署が逮捕した』(同上)のです。
 「駐車監視員」相手に威勢よくふるまったわりには、きちんと警察に出頭する・・・
 なんとも矛盾しているような気がしますが、この大学生は・・・
 「駐車監視員はステッカーを貼って回ってるだけの”民間人”で、パーキングメーターを集金して回ってるオッサンみたいなもんだから、腹いせに、すこしくらい文句いっても平気だろう。けど、駐禁とられたからには、あとから、警察にいろんなこといわれると面倒くさそうだから、出頭して、金払って終わりにしよう」・・・
 と、考えたのでは。
 だいたい、”みなし公務員”であり、業務を邪魔する相手は、”公務執行妨害”にしてしまえる立場のわりには・・・
 緑色でフレンドリーな「駐車監視員」の制服は、あまりに”抑止力”がなさすぎでは・・・(続く)

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増える「監視員」、減る「放置車両」1
 06年6月1日に施行され、1年が経過・・・
 「駐車監視員」制度導入による成果は、全国各地で報道(順次紹介予定)されていますが、そのほとんどが、「効果アリ」という内容。
 たとえば、鹿児島県では、『県内で監視員が活動するのは、鹿児島市の天文館地区や鹿児島中央駅周辺など、車の乗り入れが多い指定区域。東千石町で36年間喫茶店を経営する』(http://www.373news.com/ 05/31)73歳のマスターは、『「通りの見通しがよくなり、過ごしやすい街になった」と好意的』(同上)といった具合です。
 でも、今後、さらに「駐車監視員」制度が拡大され、このマスターの喫茶店の常連客がのきなみ、違法駐車のステッカーを貼られ・・・
 店にくるたびに、「放置違反金が高くてさ・・・」とグチをこぼすようになったら、どうでしょうか。
 または、マスターが仕入れにいった先が、駐車場がいっぱいで、仕方なく路上駐車し、買い物していると、わずかな時間に車にステッカーを貼られたら・・・
 「駐車監視員」に好意的だったマスターは、どう思うでしょうか。
 「取り締まってくれるのはありがたいんだけど、まずは、悪質なやつからステッカー貼ってってほしいよね」などと、「駐車監視員」に注文を出したくなるかもしれません。
 しかし。
 違法駐車に、悪質も良質もないのです。
 そこが、駐停車禁止であれば、郵便物集配車や、「駐車禁止除外指定車標章」を掲示しているなどの例外をのぞき・・・
 近くのコンビニに荷物を搬入中のトラックであろうが、年寄りにつきそって病院に行く途中の介護タクシーであろうが、お腹がいたくなってトイレに駈けこんでいようが、駐車中の車の近くにドライバーがいなければ、すべて、違法駐車は違法駐車。
 「駐車監視員」が見かけたら、例外なく、違法駐車のステッカーを貼られます、というか、監視員は、貼るしかない、のです。
 問題は、車に戻り、フロントガラスに貼られたステッカーを見たドライバーが、「違反して、社会に迷惑かけた自分が悪い」と納得するか、「なんで、自分だけ」と逆ギレするか・・・
 その反応のちがいは、「駐車監視員」制度についてどこまで知っているか、どのような印象を持っているか、で決まるのではないでしょうか・・・(続く)

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駐禁取り締まり強化1年の成果番外(「駐車監視員」制度の落とし穴7)
 駐車監視員は、”セールスマン”ではない、はず・・・
 北海道では約6億5,000万円、栃木でも5,000万円以上、さらに、宮城県では。
 『放置違反金は県の収入となる。(宮城)県は本年度当初予算で、放置違反金の歳入を約1億7,300万円と見込んだ。業者への委託料は総額約5,000万円で、委託料を差し引いても1億円以上が県の収入となる計算だ』(http://jyoho.kahoku.co.jp/ 06/20)と、すでに、制度開始前から、放置違反金を”財源”のひとつとして予算に組み込んでいたとか。
 考えてみれば、「駐車監視員」に違法駐車確認業務を委託するお金は、税金から出されるので、考えもなしに人数を決めるのではなく、予算組みが必要なのは当然です。
 でも・・・
 はじめから、黒字を見込んでいるというのは、なんとなく、違和感を感じます。
 06年4月、まだ、「駐車監視員」制度が施行されるまえ、当サイトでは「駐車監視員」を、”NHKの集金員”にたとえたことがありますが、ほんとうに「駐車監視員」は”放置違反金集金員”であっていいのでしょうか。
 ”迷惑駐車”ともいわれ、渋滞や事故の原因となる、違法駐車。
 警察では手が回らない”迷惑行為”を、社会正義のため、注意してまわる・・・
 その成果として、事故も減り、ついでに、車上荒らしまで減ったというオマケまでついてきた・・・
 これだけなら、「すごいぞ、駐車監視員。よくやった。また頼むぞ」と、「駐車監視員」制度の今後に、ますます期待するのですが、じつは・・・
 かれらに業務を委託した地方自治体は、苦しい財政を助ける”財源”のひとつとして、放置違反金を持ってくることを期待していた・・・
 となると、理屈ではわかっていても・・・
 違法駐車が激減し、「駐車監視員」の委託料すら払えない”赤字”となることが望ましい状態と、単純に思っているわたしなど、”微妙”な感じがします。
 歩合制ではないとはいえ、目にみえないノルマに追われ、”事務的”に確認作業に追われる「駐車監視員」・・・
 「駐車監視員」制度の本質が、”社会正義”ではなく”資本主義”にあるなら、この先、歳入のわりに、それほど高くない給料であることから・・・
 社会貢献のため、「駐車監視員」の資格をとって職についた、”高い志”を持った「駐車監視員」ほど、現場を離れていくのではないでしょうか。
 そして残るのは、セールスマンのように数字をこなし、抗議するドライバーには、事務的に「公務執行妨害になります」と通告する者ばかり・・・
 06年度、実施されたアンケートでは、「駐車監視員」制度を高く評価する声が多くありました。
 制度の趣旨とは離れるので、実現がむずかしいのはわかりますが、できるなら・・・
 地域に密着した活動を増やすなどして、せっかく築いた「駐車監視員」の評判が、悪評に変わらないことを、強く望みます・・・(1にもどる

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駐禁取り締まり強化1年の成果番外(「駐車監視員」制度の落とし穴6)
 加速化する、”事務的”取り締まり・・・
 06年6月30日、『(駐車)監視員の胸を強く押し、業務を妨害した疑い』(http://www.tokyo-np.co.jp/ 06/07/01)で、公務執行妨害の現行犯で逮捕された男は、当時・・・
 『「駐車監視員が事務的に取り締まっているように見えて腹が立った。一万五千円を払う運転手がかわいそうだと思った」と供述している』(同上)とされます。
 ちなみに、この男、違法駐車をしていた、まったくの赤の他人が、『「勘弁してください」などと(駐車監視員)と話しているのを目撃。二人の会話に割り込み』(同上)、おせっかいを焼いて逮捕されたのですが・・・
 はたで見ていても、腹が立つくらい、駐車監視員の態度が”事務的”だった、ということでしょうか。
 だとしたら、この先、同じような事件が、全国で起きるかもしれません。
 はじめは、不慣れで、トラブルも発生した、「駐車監視員」。
 ただ、日増しに作業に慣れ、作業速度もスピードアップ
 その結果、07年6月から、2年目に突入した「駐車監視員」制度に、どのようなことが起きているかというと・・・
 たとえば、三重県
 三重県では、06年、四日市南署と津署が、「駐車監視員」制度を導入。
 人数は8人(4ユニット)。
 ただし、この人数は、同時に活動する「駐車監視員」の人数で、委託された会社に登録している「駐車監視員」の数は、『津市は7人、四日市市には17人の監視員』(http://www.chunichi.co.jp/ 07/03)いるとのこと。
 そして、「駐車監視員」制度2年目に突入した三重県警は、07年7月1日、『津、四日市両市内にある民間の駐車監視員による違法駐車取り締まりの活動範囲を拡大』※(同上)したのです。
 ところが、「駐車監視員」の増員はなし。
 人数は変わらないのに、活動範囲を拡大した?
 考えられる理由はふたつ・・・
 1=違法駐車車両の数が減った。
 2=監視員が作業にかける時間が短くなった。
 おそらく、両方の理由は合わさったものと思われますが、気になるのは・・・
 「ばんばん違法駐車を摘発したんで、取り締まり数が減ったし、作業にも慣れて、受け持ち地域を早く回れるようになった・・・ よし、範囲拡大だ」
 となった場合、とうぜんながら、「駐車監視員」の態度は、どんどん事務的になっていくと思われること・・・(続く)

※07年7月1日から三重県で拡大された、「駐車監視員」の活動範囲=
『▽津市 栄町1、2、4丁目、丸之内、北丸之内、中央、万町、国道23号栄町3丁目交差点-上浜2丁目交差点▽四日市市 新町、本町、朝日町』(http://www.chunichi.co.jp/ 07/03)

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駐禁取り締まり強化1年の成果番外(「駐車監視員」架空会話4)
 はじめに、以下の会話はすべて”架空の産物”であることをお断りしておきます・・・

 駐車監視員有資格者:「"東京湾願署”ができるの、08年3月なら、ちょうど、都内23区ぜんぶで取締りを開始するまえだね」
 現役駐車監視員:「そうなんだよ。働き口が増えるからいいかも、って思ってるんだけどさ。なんか、それいじょうに、資格持ってる人間のほうが増えそうで」
 駐車監視員有資格者:「おれみたいなやつがね」
 現役駐車監視員:「ま、増えるのはいいんだけど。数が増えれば、なかには、ヘンなやつも出てきそうでさ」
 駐車監視員有資格者:「いるかもね。ニセモノとかも出るかもしれない」
 現役駐車監視員:「地域が拡大してさ、初めてステッカーはられた地元の人なんか、”きのうまではやってなかったのに、あんた、ほんとにホンモノなの”とかいわれそうだ」
 駐車監視員有資格者:「だよなあ。なんか、やりにくくなりそう」
 現役駐車監視員:「まだ現場に出てないのに、もう弱音かい? でも、こういう制度は、定着したら定着したで、スピード違反みたいに、みんな慣れっこになっちまうかもね。”捕まるやつは運が悪い”みたいに・・・」
 駐車監視員有資格者:「飲酒運転がそうだった。それで、どんどん罰則が重くなったんだ」
 現役駐車監視員:「まあ、あれは人命がかかってるからね、しょうがないけど・・・ でも違法駐車の罰金が、今の倍になったら、みんな、車に乗らなくなるんじゃないかね」
 駐車監視員有資格者:「そしたら、駐車監視員もいらなくなる・・・」
 現役駐車監視員:「皮肉なもんだな。ほんとは、それこそ、監視員冥利につきるんだろうけど」

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駐禁取り締まり強化1年の成果番外(「駐車監視員」架空会話3)
 はじめに、以下の会話はすべて”架空の産物”であることをお断りしておきます・・・

 駐車監視員有資格者:「そういえば、駐車監視員個人の成績は関係ないけど、契約してる会社としては、違法駐車取締り実績は、つぎの契約に関係あるんだって?」
 現役駐車監視員:「らしいよ。まあ、うちは、おれがだらしないから、つぎの契約がとれなかったみたいだけど・・・」
 駐車監視員有資格者:「またまた。せっかく契約したのに、つぎの年、継続しない会社もけっこう、多かったらしいじゃない」
 現役駐車監視員:「”やってみたら儲からなかった”、だから、手を引くところもあるんじゃないかな。だって、契約って、入札制なんだよ。”うちにいくらくらいの予算でください”って出すの。そしたら、やってみて苦労した会社は、それなりの金額書くでしょう。でも、経験がないとこは、安く書くかもしれない」
 駐車監視員有資格者:「あとで後悔するかもね」
 現役駐車監視員:「あ、このあいだ、こんど、仕事してる現場を見たいっていってたよね。自分がやるときの参考にしたいって」
 駐車監視員有資格者:「ぜひお願いするよ。ほら、来期は、ぜひやってみたいからさ」
 現役駐車監視員:「まあ、いっしょに講習受けて合格した、同期の仲だ。ほんとは、こうやって話すのも、違反なんだぜ」
 駐車監視員有資格者:「知ってるよ。おれだって、ちゃんと勉強して資格とったんだ。現場には出てないけど、同僚のつもりなんだ」
 現役駐車監視員:「わかった、わかった。まあ、できることは協力するよ。どうせ、うちらがどの地域を、何時から何時まで回るか、警察のHPに発表してるんだし」
 現役駐車監視員:「あーあ、湾岸署と契約する会社に入れないかなあ」
 駐車監視員有資格者:「それって、テレビの話じゃないの」
 現役駐車監視員:「いや、ほんとにできるんだ、”東京湾願署”。08年3月に、臨海地区にさ。なんでも、担当する地域が、都内でいちばん広い※んだってさ。だから、駐車監視員もたくさん契約するにちがいない」(続く)

 ※「東京湾願署」=07年9月の「定例都議会」で誕生予定の、東京都でもっとも新しい警察署。『現在、東京水上署が管轄する品川、大井ふ頭、お台場地区に加え、深川署内の辰巳、東雲地区、城東署内の夢の島、新木場地区を統合して管轄する。これに伴い、東京水上署は廃止する。設置場所は江東区青海で、23区内では最も広い面積をカバーする。建物は地下1階、地上9階建て鉄筋コンクリート造になるという』(http://www.jiji.com/ 06/27)

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駐禁取り締まり強化1年の成果番外(「駐車監視員」架空会話2)
はじめに、以下の会話はすべて”架空の産物”であることをお断りしておきます・・・

 現役駐車監視員:「でもさ、観光地とか、初めて行く人が多いでしょう。右も左もよくわからないところで、駐禁とられたら、がっかりするよね。ああいう現場もたいへんだろうと思うよ」
 駐車監視員有資格者:「"旅の思い出"どころじゃなくなるからね。だいなしだ。けど、商店街とか、”あまり駐禁を厳しくするな”って、反対してるとこもあるらしいじゃない」
 現役駐車監視員:「そりゃ、あたりまえでしょう。ただでさえ、ステッカー貼った人から恨まれるんだから、地元の人間まで敵に回したら、われわれ、やっていけないよ。石でも投げられそうだ」
 駐車監視員有資格者:「だよね。現場は、上のいうとおりやってるだけなんだけど、”血も涙もない”とか思われてそうだし」
 現役駐車監視員:「そのために、”弁明書”って、制度があるんだけどなあ。でもあれ、名前が悪い」
 駐車監視員有資格者:「名前?」
 現役駐車監視員:「そう。”弁明書”っていうと、”個人的なやむをえない事情”を書いて送れば、”情状酌量”とかしてくれそうな感じしない? トイレに行きたくなったとか、すぐ戻るつもりが取引先に足止めくったとか。ほんとは、”盗まれた車を違法駐車された”みたいな”客観的にやむをえない事情”、つまり、被害届出すようなものなのに」
 駐車監視員有資格者:「ウソついて泥沼に・・・って、どっかの官庁みたいだ。そういえば、盗難車のデータベースと違法駐車車両のデータベースって、連動しないもんかね」
 現役駐車監視員:「車検制度とは連動してるんだから、できそうだよね。儲かってるんだからさ。それくらい、やってもいいかもしれない」
 駐車監視員有資格者:「監視員、歩合制じゃないしね。制度のPRとかにも、もっと予算使ってもいいと思うなあ。これから、どんどん取締り地域を拡大するんでしょ」
 現役駐車監視員:「だよねえ。おれはまだ、監視員続けられるかどうかわからないけど、新しくはじまる地域だったら、気がすすまないよなあ」
 駐車監視員有資格者:「聞いてないよ! とかいわれそうだしね。でも、違法駐車の確認作業はしなきゃいけない・・・」
 現役駐車監視員:「そりゃそうだ。どんな状況でも、うちらができることは、それだけだよ。というより、それしかやっちゃいけないんだから」

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駐禁取り締まり強化1年の成果番外(「駐車監視員」架空会話1)
 はじめに、以下の会話はすべて”架空の産物”であることをお断りしておきます・・・

 駐車監視員有資格者:「採用試験、どうだった?」
 現役駐車監視員:「だめ、全滅。というか、仕事してるのに、みんなと同じ時間に面接なんか行けないよ」
 駐車監視員有資格者:「現役組だからなあ。歩きまわってるもんね。でも、こっちの浪人組だって、たいへんだよ。現場の経験ないから、即戦力にならなくて、面接でもアピールしにくいし」
 現役駐車監視員:「それはそんなに、気にしなくいいんじゃない。浪人組のほうが圧倒的に数が多いんだし、現場っていっても、場所ごとに事情がちがうし。こっちはそうでもないけど、たとえば、大阪なんか、そらもう・・・」
 駐車監視員有資格者:「たいへんなんだ」
 現役駐車監視員:「らしいよ。うち、関西のほうでも落札してるからさ、噂が入ってくるんだけど、ひどいらしい
 駐車監視員有資格者:「やだなあ、からまれたりするの」
 現役駐車監視員:「あるていどは、どこでもあるよ。そんなこといってたら、監視員なんてできない。だれも乗ってないかと思ったら、酔っぱらいが寝てたりとかさ。たまに車が揺れてたりする・・・」
 駐車監視員有資格者:「それって、カップルが車の中で・・・ってこと?」
 現役駐車監視員:「朝の3時まで見回る地区もあるからさ。そういうこともある、らしい。おれは見たことないけど」
 駐車監視員有資格者:「なんだ。けど、いろいろあるんだね」
 現役駐車監視員:「土下座されたりね。ばれたら免停だって。そんなこと、現場にいわれてもしょうがないのにさ。てゆうか、ばれるのがいやなら、運転者だって出頭しなきゃいいんだけど、そんなこと教えられないしさ」
 駐車監視員有資格者:「そりゃそうだ。法の抜け道みたいなもんだもんな。でも、反則金と放置違反金のちがいとかって、けっこう、みんな知らないよね。というか、駐禁取り締まりがきびしくなったのも、あまり気にしてなかったりする」
 現役駐車監視員:「いがいとね。やっぱり、ほら、ひとごとだからさ。自分の車にステッカーはられて、はじめて、”なんで、自分が”って、思うみたい」
 駐車監視員有資格者:「駐車監視員にかぎっていえば、どこでもやってるわけじゃないしね。で、油断してると、どこか出かけたときにステッカーはられて・・・」

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